SEOや検索上位表示対策でよくある3つの間違い

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SEOのノウハウやテクニックばかりが先行して、自称専門家が一般の人を悩ませているようですが、この記事を読んで、もう、「なんちゃって専門家」に騙されないようにしてくださいね!


記事の概要

これまで10年以上SEOに関するご相談やサポートを行ってきた中で出会った、SEOや検索上位表示対策に関する3つの大きな間違いをご紹介します。

1つ目は「人気のキーワードで上位表示を果たせば、売上もついてくる」と言う間違い
2つ目は「成果報酬型SEOサービスは費用対効果が高い」と言う間違い
3つ目は「リスティング広告より、SEOの方が費用対効果は高くなる」と言う間違いです。

本文にて、なぜ、これらのま違いが起こってしまっているのかを確認いただき、適切なSEOを実施してください。

果たして、成果が上がっていない成果報酬型SEOサービス提供業者は、サイトに何をしたのでしょうか…

人気のキーワードで上位表示を果たせば、売上がついてくる

ひとつ目のSEOや検索上位表示対策でもっとも多い間違いは「人気のキーワードで上位表示を果たせば売上がついてくる」と言う間違いです。

一般的に「人気のキーワード」と呼ばれるキーワードは、Googleアドワーズのキーワードプランナーなどで表示される「月間平均検索ボリューム」が多いキーワードや「推奨入札単価」が高額になっているキーワードを指してこのように呼ばれています。

ただ、このキーワードプランナーで示される「推奨入札単価」が高騰している、いわゆる、人気のキーワードは「セールスページ」が広告のランディング先に設定してあるため、コンバージョン率(顧客転換率)の高いキーワードに対して入札が盛んに行われ、単価がつり上がっているだけです。
あくまでも「広告枠」の話なわけです。

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AdWordsのキーワードプランナーで見つけることができる「人気のキーワード」は、広告出稿者にとって「人気のキーワード」であることを覚えておいてください。

確かに検索回数の多いキーワードで上位表示を実現できれば、そのページへのアクセスは増えます。しかし、その上位表示を果たしたページは「コンバージョンコンテンツ(訪問者を顧客に変えるページ)」でしょうか…。

人気のキーワードで上位表示できたとしても、そのコンテンツから適切にコンバージョンコンテンツに誘導できなければ、売上は見込めません。

人気のキーワードで上位表示を果たし、そこから売り上げを発生させるためには「検索上位表示テクニック」と「セールス・テクニック」を融合させたコンテンツを作り上げなければならないわけです。

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人気のキーワードですから、順位の維持も大変そうですよね!

「アクセスが増えれば売上が増える」が見落としている最大の落とし穴

すごく単純に解説します。

「アクセスが増えれば売り上げも、それに比例して増える」と言う考え方は、「コンバージョン率(顧客転換率)」が、常に一定だと言う前提に立った考え方です。

この考え方は、例えば、売れない営業マンが1日100件アポイントを取れば、1件契約が取れると言うデータに基づき、1日200件のアポイントを取れ!そうすれば、成績は2倍になる!!と言っているのと同じです。

営業マンの場合は「疲れ」が出ますので、自ずと成果率は下がります。

ウェブコンテンツは疲れを知りませんので、成果率は一定のように感じますが、人気キーワードのほとんどが「抽象的なキーワード」です。

「抽象的なキーワード」で検索する人は、悩みや欲求が明確になっていないため、「抽象的なキーワード」で検索します。

また、検索に慣れていない人も「抽象的なキーワード」で検索を行いますが、このような人たちは、自分たちが欲しているコンテンツを、なかなか見つけられないため、購買行動もなかなか起こしません。

人気キーワードで上位表示を果たし、売上につなげるためには、上位表示を達成しているページで閲覧者の具体的な悩みや欲求を浮き彫りにし、それらに合わせ「次のページ」を適切にナビゲートして、コンバージョンコンテンツまで確実に誘導しなければ、売上は発生しないのです。

人気のキーワードで上位表示を達成しただけでは、アクセスが増えるだけです。訪問者の悩みや欲求を具体的なものへと浮き彫りにする文章スキルと、それらの悩みに即したページにナビゲートするスキルを併せ持ってはじめて、売上が発生します。

経費や労力、時間効率を無視している

「人気のキーワードで上位表示を果たせば売上がついてくる」と、考えている人は、費用対効果や労力対効果、時間効率などを無視していることがほとんどです。

確かに巷に溢れるSEOテクニックを駆使すると上位表示することは稀にあります(uline_dashed一般的に言われる「人気のキーワード」では、ほぼ不可能)

しかし、このSEOテクニックや上位表示テクニックを習得するための時間や費用、そして上位表示達成までに必要な日数はどのくらいになるでしょうか。

仮に「その道のプロ」に依頼したとします。

もし、その「自称プロ」が、あなたが希望する「人気のキーワード」で上位表示を果たせるとして、その依頼費用と維持費用を適切に算出できるでしょうか。

さらに、この「人気のキーワードで1位を取る」という考え方には、ある決定的な見落としが存在しています。

自然検索での1位は実在しているのか!

昨今の検索エンジンは、検索者の検索履歴や閲覧履歴などの個人情報をもとにカスタマイズされた「パーソナライズド検索」と言う機能が働いています。

また、検索する場所によって検索結果が異なる「ローカライズ検索」と言う機能も働いています。

サーチコンソールの「検索アナリティクス」では「平均掲載順位」を確認することができますが、グラフを見れば、その順位が安定していたとしても、検索回数やクリックされる確率が安定していないことを確認できます。

私たちは、このような不確定要素の多い 「検索上位表示対策」に時間と労力、そして経費をつぎ込むことは不毛だと考えています。

このサイトでは繰り返しお伝えしていますが「人気のキーワード=あなたが売上を獲得できるキーワード」とは限らないのです。

月間10万回検索される人気のキーワードで上位表示を果たしてコンバージョンコンテンツである2ページ目に誘導し売上を発生させるスキルを身につけ、再現するまでの経費と労力、そして時間を考えれば、検索上位表示は「結果論」と割り切ってブログ記事をアップし続けるほうが、私たちは、はるかにSNS経由のアクセスなども獲得しながら、見込み客への情報提供を続けられると考えています。

成果報酬型SEOサービスは費用対効果が高い

成果報酬型のSEOサービスと言いますか、検索上位表示サービスが私の知る限り、ここ10年近く提供されています。

果たして、どのくらいの方々が実利を得られているのか不安になります。

そもそも、成果報酬型の検索上位表示サービスのリスティング広告が出されているのですから、少なくても、それら広告主のサービスに費用対効果は求められないでしょう。
成果報酬型SEOと検索すると表示される広告

この10年、成果報酬型のSEOサービスに依頼しアクセスが激減したと言う相談は後を絶たちません。

仮に私が成果報酬型のSEOサービスを提供するなら、まずは、実際に該当のキーワードで上位表示を果たし、獲得しているトラフィック数を掲示しドメインを販売します。

なぜなら、そうした方が依頼する人も実質的なトラフィックを見込むことができ、そこから得られる収益を計算できるからです。

しかし、このサービスは現実的ではありません。

ドメインを買い取った後、コンテンツを作り変えれば、順位が落ちる可能性が高いからです。

以前は独自の指標で、上位表示達成難易度を測定し狙うキーワードを決めていました。そうすることで、該当のキーワードで、上位表示いた際に見込めるトラフィック数をある程度予測できました。

当時は、その見込トラフィック数を相談者に提示して、見積もり単価を提案していました。

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この調査がすごく大変なのです。キーワード調査だけで、数万円の依頼料を請求したいくらいでした。

しかし、パーソナライズ検索、ローカライズ検索が導入されて以降は、この指標も使えなくなったのです。

そのため、私の考えではありますが、現存する成果報酬型のSEOサービスのように、どのようなキーワードでも、1位の場合はいくらと言う価格表示は、分かりやすくても、実業に即してないとしか言いようがありません。

これまで、ご相談頂いた、その多くは「成果報酬型のSEOサービスに依頼し上位表示を達成しても利益は生まれなかった」と言うのが、ほとんどです。

アクセスが激減したと言う報告も頂いています。

社内にスキルが蓄積されない成果報酬型のSEOサービスに対して、私達は疑問を感じるばかりです。

そのサービス料金とあなたが獲得できる利益は釣り合っていますか?

過去の上位表示対策やSEO対策はGoogleのシステム的な欠陥を突いてロジックさえ知っていれば摘発される前に次を準備し上位表示を好きなように操作できました。

しかし、現在はそんなあさましい裏技は通用しません。

仮に一時的に狙ったキーワードで1位を獲得しても、その後、検索結果から抹消され、コンテンツだけでなく、サイト自体が検索経由のトラフィックを獲得できなくなってしまいます。

また、私のところにも年間60万円程度のSEOサービスの営業電話が何度かありました。

話を聞いてみると、希望するキーワードを出せるものの、修正がかかり、サポート期間中も取り組むキーワードに関してブログやコンテンツを作り続けてください…と、言うのです。

果たして、この60万円は、どんな作業に費やされるのでしょうか…。

もし、あなたがSEO関連のサービスに興味がある場合は、必ず、そのサービスの提供から得られる利益を算出し、釣り合いが取れているかを見極め依頼するようにしてください。

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SEOサービスを提供している業者が「電話営業」をしてくるのですから、そのサービスの質は、底が見えていますよね?

SEOサービスを提供するくらいSEOに自信があり、費用対効果の高い、実益を伴う上位表示対策が可能なら、電話営業などせずに自社のSEOスキルを存分に発揮し、集客すれば良いのでは?と、あなたは感じませんか?

「検索結果1位◯◯件の実績」とクライアントが得る収益は必ずしも一致しない

SEOサービスを提供している企業の多くが「検索結果1位」を達成した実績を計上しているようです。

これも、個人的な意見ではありますが、それだけ検索結果の1位を獲得できるのなら、SEOサービスではなく、アフィリエイト事業などを行えば良いのではないか?!と感じます。

それを行わないと言うことは、検索結果で1位を維持できたからといって、そこから得られる収益は記事を提供して得られる利益よりも低いと、業者自らが言っているのと同じことではないかと、私は考えます。

過去、私もSEOサービスを提供していましたが、結局、広告業に事業替えした方が収益性が高いと感じ始めたので、これらのサービスを終了しました。

私は創業時「記事代行どっとこむ」と言うサイトを立ち上げ、上位表示させるための記事を販売し報酬を得ていました。

現在でも「記事代行どっとこむ」は運営していますが、記事代行に警鐘を鳴らすサイトとしてリニューアルしています。

それでも、「記事代行」と検索した結果では、記事の作成代行サービスを提供している企業さんと並んで1ページ目にランクインしています。

「記事代行」や「ブログ代行」と検索すれば、きっと1ページ目に『記事代行どっとこむ』のコンテンツと私の公式ブログの記事がランクインしていると思います。

検索連動型広告よりSEOのほうが、費用対効果が高い

検索連動型広告(リスティング広告)よりSEO(検索上位表示対策)のほうが、費用対効果が高いと謳うSEO業者がたくさんいますが、これは半分正解で半分は間違っています。

正確には、「検索連動型広告よりSEOのほうが、費用対効果が高くなるキーワードとビジネスモデルがある」ということです。

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それが本当なら、なぜ「SEO」と検索して広告が表示される?

リスティング広告よりSEOのほうが、費用対効果が高くなるケースと、そうでないケースとは

SEOのほうが、費用対効果が高くなるキーワードは、月間検索件数がかなり低いキーワードです。

また、訪問者に2ページ、3ページと読ませるスキルや電話問い合わせ、資料請求などの対応が可能な業種だと、リスティング広告よりSEOのほうが、費用対効果が高くなることがあります。

この他、リスティング広告を出せない業種や予防商材(保険など)購入頻度の低いもの、または、他者との違いが、購買希望者にとってわかりにくい商材はSEOのほうが、費用対効果が高くなる傾向があります。

逆に低額リピート商材や低額商材からのアップセルを準備しているビジネスモデル。また、サービスの質をお客が適切に評価判断できないサービス(例えばSEOサービス)などは、リスティング広告のほうが費用対効果を高めることが簡単です。

用語解説

「アップセル」とは
アップセルとは、利益率の低い「集客商品」により、まずは、顧客を獲得し、その既存顧客に対して、上位版のサービスや商材などの利益率の高い商材を販売すること。

類義語に「クロスセル」がある。

「クロスセル」とは、「アップセル」が「上位版」の商材をセールスするのとは異なり、「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」など、他の商品も合わせて購入してもらうこと。例えば、シャンプーを買った人にコンディショナーも合わせて購入してもらうなど。

SEOは経費<労力の結果に過ぎない

検索エンジンの本質を念頭におけば、SEOは「経費<労力」の結果に過ぎないとしか言いようがありません。

と言うも、検索エンジンは「検索者の検索体験を最適化する事」に、取り組んでいます。

「検索体験の最適化」とは、検索者が調べたい事を、検索エンジンを使って、スムーズに調べることができ、悩みを改善する方法を知ったり、欲しいものを買ったり、欲求を満たす情報を「煩わしさなく」見つけさせることです。

そして、このGoogleが提供しようとしている「検索体験の最適化」に、最適化するのが「検索エンジン最適化」いわゆる「SEO」だと、私たちは考えています。

Googleが検索体験の最適化を進め、あなたも検索エンジン最適化の取り組みを続けスキルを磨くと言うことは、市場に適切な情報を投下し、見込客が顧客になる(商品やサービスを購入する)のに必要なだけ提供するスキルを身に付けることと同じです。

このような考え方にたてば、SEOを外注に依頼する事が、どれだけ不毛な行為であるかをハッキリ認識できるのではないでしょうか。

リスティング広告の外注化とSEOの外注化の違い

リスティング広告でも、広告費用に加えクリックされる広告文を書けるようになるスキルが必要ですし、ランディングページに掲載するセールスライティングのスキルが必要です。

リスティング広告には、このような背景があるため「経費>労力」でも、結果的に成果を得られる可能性はあり、プロに依頼する費用を収益が上回れば、外注に依頼しても利益を残すことはできます。

これに対しSEOは、逆です。

SEOによる検索経由のアクセス獲得には経費はかかりませんが、「労力」に対する経費は「人件費」として必要となります。

SEOを検索結果でより上位に表示させる行為だと考えれば、そのテクニックを有するプロに依頼するのがベストのように感じます。

しかし、先述の通り、SEOは、検索体験の最適化を目指しているGoogleの意向に最適化する事。結果的には、市場にあなたが持つ情報を投下し、見込客が、あなたの商品を買い、サービス受けるために必要な情報を必要なだけ提供する事ですから、このような活動は外注業者には出来ません。

このようなスキルは、社内に蓄積すべきスキルです。

SEOは社内にスキルが蓄積してこそ、費用対効果が高くなる

何かしら人気のキーワードで検索結果1位の座を獲得するのではなく、検索者のニーズとウォンツを満たす記事を、より多くのキーワードにより、検索経由のトラフィックを獲得する「経費<労力」の形にから始まるのがSEOだと思います。

リスティング広告は広告を出し続けクリックされるたびに費用が必要です。

費用の支出を拒めばリスティング広告は終了です。

これに対し検索順位に固執しないSEOコンテンツは、維持するのに経費はサーバー代だけ済みます。SEOコンテンツの維持に労力は必要とせず、新たなSEOコンテンツを作成すれば、相乗効果が生まれ、新たなトラフィックを獲得できるようになります。

結局、3年前に労力を投じて作成したコンテンツに対し今日もアクセスが発生するのですから、当初感じていた「労力>収益」と言う図式は、ホームページの運用暦が長くなればなるほど、次第に「労力<収益」と変化していくわけです。

私達は、この変化を1日でも早く起こすためのお手伝いを行なっているだけです。

本記事のまとめ

人気のキーワードで上位表示できたとしても、「アクセス数の増加」と「売上の増加」には、直接的な相関関係はない。

成果報酬型SEOは「成果が上がらなければ支払いはない」「成果が上がれば売上が上がっている」とだけ考えているので、費用対効果が高いと錯覚してしまっている。

SEOスキルは社内に蓄積してこそ、費用対効果の高い取り組みとなる。