ワードプレスの「固定ページ」と「投稿」「カテゴリー」と「タグ」の活用法

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WordPressは、とても便利なホームページ作成ツールで、出来ることも多いことから、機能を細かく使い分けようと思うと、少しややこしいと感じるかもしれません。

ただ、「知っていて使わない」のと、「知らずに使えない」のとでは、大違いです。 まず、WordPressの基本機能を抑えて、SEO成果を高めましょう!


記事の概要

この記事は…

  1. WordPressで初めてホームページを作ろうと考えている方
  2. WordPressの固定ページと「投稿」の最適な使い方を知りたい方
  3. カテゴリーとタグの使い分けに関して興味がある方
  4. WordPressのSEOに関して、筋の通ったテクニックなどに興味がある方
  5. 検索経由のトラフィックを増やしたい方

以上のような方々に読んでいただけたらと書きました。

WordPressの固定ページメインで作成するWEBサイトの種類や運営方法は「投稿」によるコンテンツ作成をメインにしたWEBサイトの種類や運営方法は異なります。

WordPressの特性と基本機能を抑え検索経由のトラフィックをより多く獲得する方法をお伝えしています。

固定ページと投稿の違い

WordPressでコンテンツを作る場合には「固定ページ」と「投稿」と言う2種類のコンテンツ作成機能を使います。

この「固定ページ」と「投稿」を簡単に分類すると「固定ページ」は、トップページやランディング・ページ、問い合わせページなどを作る機能です。

これに対し「投稿」は、ブログ機能に相当します。

それでは、「固定ページ」と「投稿」の違いを細かく見ていきましょう。

緻密な3層構造SEOを可能にする「固定ページ」

固定ページ最大の特徴(投稿との違い)は、コンテンツ同士の親子関係を作れるところです。

例えば、「‪2019.com/abc/」と言う固定ページが「親ページ」にあたり「‪123.com/abc/def/」は「子ページ」となります。

もちろん「‪123.com/abc/ghi/」も、「‪123.com/abc/」の子ページとなります。

この親子関係を緻密に設計し検索上位表示を狙うのが「3層構造SEO」と呼ばれる手法です。

親ページで、上位表示争いが熾烈なビッグキーワードを設定し、各子ページで、ビッグキーワードにヒモつく複合キーワードを設定したコンテンツを作成すると言った具合です。

この3層構造SEOの場合は「‪123.com/abc/def/987/」と言う、孫ページまで作成します。

固定ページには、任意のURLを付与できる

固定ページと「投稿」の違い2つ目は、固定ページには、任意のURLを付与できる点です。

日本語URLも可能です。

SEO的な観点から、コンテンツの内容を表すURLが良いとされています。

例えば「フルーツ」の3層構造SEOを行う際には、親ページのURLを「fruits」を設定し、子ページに「りんご」を設定する場合は「fruits/apple/」となります。

孫ページには、「fruits/apple/sanfuji/」や「fruits/apple/Jonagold/」となります。

親ページから孫ページまで、一貫したテーマの細分化と言うルールのもと各階層が構成されているので、上位表示を果たしやすいと言うのが3層構造SEOの魅力のようです。

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私は3層構造SEOを専門としていないので、どの程度の効果があるのか、どれほどの緻密さが必要なのかは分かりません。また、日本語URLに関するSEO効果の是非に関して、私は推奨派ではございません。

「投稿」の特徴とSEO

「投稿」は、固定ページと違い、コンテンツ同士の親子関係や任意のURLを付与することは出来ません。

WordPressの「パーマリンク」から設定した内容で、各コンテンツのURLが付与されます。

パーマリンクの設定画面

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【設定】→【パーマリンク】の設定を「/%postname%/」に指定しておくと、任意のURLを付与することができます。しかし、ここで日本語URLを指定することが出来ます。

固定ページのよう親子関係を任意で構築することは出来ませんが、カテゴリー」機能を使う事で、この「カテゴリー」レベルで親子関係を作ることが出来ます。

「投稿」では、カテゴリーのアーカイブ・ページやタグのアーカイブ・ページの他にも「アーカイブ」が生成されます。

年別、月別、投稿者別のアーカイブが生成されますが、投稿者が複数いるブログサイト以外は、これらのアーカイブ・ページを検索エンジンに登録させないようにするのが、SEO的に良いとされています。

なぜなら、アーカイブページは、それぞれの選別ルール毎に並び替えただけのページで、オリジナルコンテンツ(そのページにのみ掲載されている内容)が、ほとんど存在しないコンテンツだからです。

Googleは、過去に検索上位表示を目的に、リンク数を増やす目的のためだけに存在するコンテンツを「スパムコンテンツ」と認識するようになり、このようなコンテンツが乱立するWEBサイトの評価を著しく引き下げた経緯があります。

現に近年では「サイトマップ(xml形式を除く)」や「相互リンク集」のページを掲載しているWEBサイトは、ほとんど見られません。

カテゴリーとタグの違い

カテゴリーとタグの大きな違いは、タグでは「親子関係」を構築できません。

1つのコンテンツに対してカテゴリーを複数設定することは出来ますが、あまり、そのような複数のカテゴリーに登録するような記事の作成は行いません。

ここで登場するのが「タグ」です。

例えば「地方の特産品」と言うWEBサイトを構築するとします。

全てを固定ページで作成する事も出来ますが、任意の条件で、コンテンツを絞る場合は「投稿」のカテゴリーとタグを組み合わせ、サイトの構造化を行います。

サイトのテーマが「地方の特産品」ですから、カテゴリーには、都道府県名を設定し、子カテゴリーには、市区町村や地域名を設定しても良いでしょう。

そして、タグに「牛肉」や「りんご」「お取寄せ」「御歳暮」「贈答」などを設定します。

また、地方の特産品に関する記事を書いていくと、著名人や歴史上の重要な人物との関連性も出てくるでしょう。

このような場合には「坂本龍馬」や「織田信長」などをタグとして設定します。

こうする事で、閲覧者は、「坂本龍馬」にゆかりのある「お取り寄せ」可能な「贈答品」として喜ばれるアイテムを抽出する事が出来るようになります。

固定ページメインのサイトにするか、それとも「投稿」メインのブログサイトにするか

投稿メインのWEBサイトにするか、「投稿」メインのブログサイトにするかは、ホームページを作成する段階で決めておきましょう。

基本的に投稿」によるコンテンツは「最新記事」や「関連記事」という呼び出し機能があり、固定ページには、同様の機能がないため、サイト内の回遊率を少ない作業で上げるためには、「投稿」メインのブログサイトをお勧めしています。

固定ページで、関連記事や最新のページを時系列に並べて表示させるプラグインもあるかもしれませんが、通常、関連記事を記事末に呼び出したり、最新記事情報を呼び出したりする場合は「投稿」を利用します。

そのため、特に3層構造SEOに自信がある場合を除き、「投稿」機能を中心にホームページ作成と、その後の運営方針を決めることをお勧めしています。

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私の場合は、ランディング・ページや問い合わせページなどの事務ページ(利用規約や特商法のページ、会社概要)などのカテゴリー分けやタグによる訪問者が抽出を行わないページを固定ページで作成し、それ以外は「投稿」機能を使ってコンテンツを作成しています。

細かなことを考えるのはかえって逆効果

本記事では、WordPressの機能を最大限に活かすことを目的に、固定ページと投稿の違いやカテゴリーとタグの違い、3層構造SEOなどを紹介しましたが、10年ほどWordPressで色々なサイトを運営し、また、サポートさせていただいていますが、あまり細かなことを考えるのは逆効果だと感じています。

なぜなら、コンテンツの内容を表すURLを設定するなどは、検索上位表示への効果やSEO的な取り組みとして、その影響は微々たるものだと感じているからです。

特に近年では、検索エンジンは、サイト単位ではなくコンテンツ単位で検索ランキングを決定しているようですので、サイトの構造を整理することより、読まれるコンテンツ作りに意識を向けたほうが、結果は出せると感じているからです。

慣れてくるまで、記事が50記事を超えるまでは「タグ」による分類は意識しなくても大丈夫

カテゴリーとタグの使い分けに関して、多少解説を行いましたが、タグによる抽出条件の振り分けは、コンテンツが50個を超え、トラフィックも安定して獲得できるようになってからで充分だと考えています。

なぜなら、タグもカテゴリーと同様にアーカイブページが生成されるからです。

言うなれば、タグのアーカイブページもカテゴリーのアーカイブページも、抽出条件が異なるだけのオリジナルコンテンツ割合が低い「リンク供給ページ」として、検索エンジンの評価を落としかねないからです。

アクセス解析データが豊富に蓄積され、セッションあたりのページビュー数が平均3ページ以上あるにも関わらず成果が上がっていないようなら、閲覧者がサイト内で迷子になっている可能性があります。

こういった場合に、各コンテンツにタグを設定して、サイト内検索やタグによる抽出を閲覧者に促します。

タグによる抽出型サイト内検索を実装する場合は、別途function.phpへの設定が必要です。
参考記事:https://yosiakatsuki.net/blog/get-posts-tag/

タグ独特の機能

タグ独特の機能は、より多くタグ付けされたタグは「タグクラウド」と言う機能によって文字の大きさが大きくなり目立つ存在となります。

このタグクラウドをサイドバーなどに表示することによって、読者の興味を引き、閲覧ページ数を増やす事があります。

しかし、タグクラウドをサイドバーに掲載することはスパム扱いになるという話もあります。

かなり古い動画ですが、グーグルのマット・カッツ氏の動画です。下記の「参考記事」には概要を翻訳した文章が掲載されています。参考記事URL下部の画像のように、動画の設定(歯車マーク)から、自動翻訳を選んで「日本語」を選択すると、日本語の字幕で動画を見ることもできます。
参考記事:https://webtan.impress.co.jp/e/2010/08/06/8546/page/1

英文の動画を日本語に自動翻訳

基本的な考え方は、オリジナルコンテンツ以外の「自動生成型ページ」の生成を抑制する。もしくは、検索エンジンに登録しない(インデックスさせない)という事です。

タグクラウドは、リンクになっているため、発リンク数が多くなります。

発リンク数が多くなるという事は、そのコンテンツの詳細情報や参考情報は多岐に渡り、「一次情報(オリジナル)」でないことを意味します。

もちろん、一次情報を引用し、あなたの主観や主張を掲載すれば、そのコンテンツは「オリジナルコンテンツ」としての評価を獲得します。しかし、この場合の発リンク数は1つないし、非常に少ないはずです。繰り返しになりますが、「発リンク数が多い」と言うことは、「参考情報」が多いコンテンツであり、「裏付け情報」をたくさん掲載しなければならない「信じがたい情報」「信じがたい主張」とも言い換えられるのではないでしょうか。

検索者は、又聞き情報より、オリジナル情報を求めます。

あなたも「伝聞」よりも、直接情報の所有元の情報のほうが信頼できるのではないでしょうか。

これと同じように、検索エンジンも二次情報や三次情報を掲載したコンテンツ(これをキュレーション・コンテンツと言う)の評価を引き下げ、検索ランキングの順位を落とします。

キュレーションサイト問題とまとめサイトの上位表示

「キュレーション」を正確に解説すると、「ルールに従って情報をまとめたり分類したりすること」です。

かつて問題になったキュレーションサイトは、人気記事を真相を抑えないまま、収集し掲載したため、真実がねじ曲がり読者に伝わっていたり、ニュースの対象となっている企業などに対する誤解を与えたため問題となり、いくつものキュレーションサイトが閉鎖に追い込まれました。

なぜ、情報の寄せ集めサイドであるキュレーションサイトが乱立したかというと、それ以前に「まとめサイト」が検索ランキングの上位を席巻したためです。

ここにSEOや検索上位表示対策に対する矛盾を感じる人は多いでしょう。

情報の切取りと寄せ集めのキュレーションサイトや「まとめサイト」は、検索ランキングの上位を席巻できるのに、なぜ、タグのアーカイブや、そのほかのアーカイブページは、WEBサイトにとってSEO的にマイナスになるのか!と言う矛盾です。

このような、一見矛盾しているような検査アルゴリズムですが、実は、この矛盾は簡単に説明がつきます。

それが「トラフィック数」の差です。

また、キュレーションサイトやまとめサイトには、管理者の主観などのオリジナルコンテンツが付加されていることが多く、この「管理者の主観」や「管理者の事実誤認」がSNSなどで炎上し、さらなるトラフィックをもたらすため、検索エンジンは、評価せざるを得なくなるのです。

このような検索エンジンの流れを見ていくと、3層構造SEOやタグ設定などの細かなサイト設計よりも、読んでいただけるコンテンツ作りに意識を向けたほうが、SEO効果が高いのではないかと感じています。

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より多くのトラフィックを獲得できるキーワードでの上位表示ではなく、検索回数は少なくても、具体性に富み、読者に適切な出口を提供できるコンテンツをより多くアップするほうが、スピーディな収益化に繋げられると、私たちは感じています。


まとめ

  1. WordPressを使ったサイト作成では、自動生成型されるコンテンツが存在し、SEO的な設定(検索エンジンへの登録の有無)を適切に振り分けなければならない。
  2. 固定ページを使うコンテンツの種類は、ランディング・ページなどの「コンバージョン・コンテンツ」や問い合わせページ、会社概要などの事務ページと言った、固定情報を掲載するコンテンツ。
  3. 「投稿」機能を使ったコンテンツは、ブログのように最新情報などの掲載やカテゴリー分類が可能なコンテンツ。
  4. SEOを考慮する場合、「投稿」には、カテゴリーを設定し、出来る限りカテゴリーにオリジナルコンテンツを掲載できるThemeを選ぶ
  5. タグのアーカイブや日付アーカイブ、著者別アーカイブなどは、検索エンジンに登録しない(インデックスさせない)。


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訪問者用のサイトマップは必要ないですが、Googleサーチコンソールに登録するxml形式のサイトマップは必ず作成しましょう。

xmlサイトマップは、プラグインで簡単に生成できます。