AdSense自動広告と広告掲載位置の最適化(AMPページも含めて広告収入を最大化する)

本記事は、私たちが取り組んでいるサイトの収益アップ法のひとつでもあるAdSense報酬改善に関する内容をまとめています。

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AdSenseコードやGoogle アナリティクスのコード設置に関しては、親テーマのhead.phpなどを子テーマに移植し編集する方法やプラグインを編集して直接各種コードを設置する方法とfunctions.phpにまとめて記述する方法は、本記事の関連記事でご紹介いたします。

記事の概要


ビジネスサイトにAdSense広告を掲載して、収益の最大化を測るためにも、主体事業の売上や集客に直結していないページを特定し、それらのコンテンツから広告収入を獲得しビジネスサイトにおける収益の最大化を目指す。

この目的を果たすためにも、AdSense広告の最適な掲載位置を知るとともに、各コンテンツの表示速度を改善するAMP導入に是非を事業体ごとに検証する必要があり、その検証意義と検証方法を解説しています。

本記事は以下の流れで解説いたします。

ビジネスサイトの収益を最大化するための比較検証方法

私たちは、AdSense報酬を向上させ、ビジネスサイトとしての主目的である売上や集客の効果を最適化させるために、複数のサイトを使って比較検証しています。そのひとつが、このサイトです。

そして、同じワードプレスThemeを使って運営しているサイトや、異なるThemeを使って運営するサイトで同様の読者層に届ける情報発信を行っています。

単一サイトの運営では「過去のデータと比較して」改善を施すしか方法がありません。

過去のデータと比較して行う改善では必要なデータを収集するために必要な時間が多くかかってしまうほか、「時代の変化」や「世の中の流行り廃り」によるアクセスデータの変化が起こるため、アドセンス広告の掲載位置や数、AMPの有用性などの検証と改善が出来なくなってしまいます。

確かに、複数サイトを運営するにはデメリットも付きまといます。

そのため、単一サイトでの運営改善を行う場合と複数サイトを使って比較改善する場合のメリットとデメリットを整理していくことが重要だと私たちは考えています。

複数サイトを運営するメリットとデメリット

複数サイトを運営する最大のデメリットは、作業労力が分散してしまうことです。また、AdSenseコードの設置やアクセスデータ解析に必要なタグの設置作業を運営するサイトの数だけ繰り返し行わなければならないのもデメリットと言えるかもしれません。

加えて、ひとつの事業をいくつかのサイトに分散して情報発信を行う場合、記事の内容が複数のサイトをまたいで混在させてしまうリスクもあります。

複数サイトを運営する場合は「専門サイト」として運営するのがベストなのですが、この「専門性」も、元々はひとつの事業に含まれるものであるため、互いの専門分野が微妙に重複していたり、「A」という専門分野を解説するのに「B」という専門分野に関しても言及しなければ、伝えにくかったりすることなども出てきます。

単一サイトの場合なら、互いの記事をリンクしあえば何も問題ありませんが、複数のサイトにまたがって、記事同士をリンクしすぎるとGoogleから「あざといリンク目的のSEOを行なっていのではないか!」と警告の対象になりかねません。

そのため、SEOや複数サイトの運営に慣れていない場合は、多少改善スピードは劣るものの単一サイトでの運営改善をお勧めしています。

その代わりと言うわけではございませんが、私たちが複数サイトを使って行なっている比較検証情報を本サイトで、お伝えしていきますので参考にしていただけると幸いです。

通常ページの任意配置広告とAMPページ自動広告を比較する意義

今回、私たちが比較検証を行っているテーマは「AMPの是非」と「自動広告の有用性」に関してです。

AMPによるトラフィックの増減とサイトテーマの関係を検証するとともに、Googleが最適な広告の種類と掲載位置を調整してくれる「自動広告」の有用性に関して比較するサイトをいくつか運営しています。

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それでは、まず、AMPに関して整理しておきましょう。

AMPとは

AMPと言うのは、「Accelerated Mobile Pages」の略でGoogleが推奨しているモバイル用ページを高速表示させるための仕組みです。

AMPページの検索結果

検索結果には、上図のような稲妻マーク(AMPマーク)が付いて、「SEOにも有効」と言う話や「検索上位表示に有利」なんて話もありますが、Googleのウェブマスター向けブログ(下記に引用文)にあるように、検索ランキングには影響しません。

下記引用

6. 検索結果のランキングに影響はない
有効で表示可能な AMP ページが含まれているかどうかは、検索結果ページでのサイトのランキングには一切影響しません。違いは、サイトに AMP 版が含まれていると、検索結果に AMPロゴマーク アイコンが追加されることです。

ただし、「表示が遅いページは、ユーザーに取ってもマイナス」であること、上記引用文で言及しているのは『AMPページが含まれているかどうか』がサイトのランキング(ページのランキングでないところに注目)を考えれば、AMPを導入して、ページの表示速度を上げることは、結果的にAMP化されているページの検索ランキングにプラスに働くと考えても良さそうです。

ここがポイント

検索ランキングは、絶対評価ではなく相対評価です。

Googleの推奨項目を全て取り入れたとしても、検索結果は、推奨項目以外のランキング決定要素も含めて、他者のコンテンツと比較されランキングされる「相対評価」が採用されています。

このことを抑えると、AMPを導入せずに「表示速度の遅いウェブサイト」から「表示速度が高速なAMP導入サイト」に切り替えることは、あなたのウェブサイト自身が、過去の評価とAMP導入後の評価を比較してGoogleに評価されるので、結果として「検索ランキングが向上する可能性は増す」と考えても良いでしょう。

注意:上記の「検索ランキングが向上する可能性」と言うのは、他のランキング決定要素が「AMP導入前後で全て一致している」という条件が付きます。

AMP導入の是非

私たちがAMPを導入している理由は、GoogleがAMPを推奨しているからに他なりません。

AMP導入の是非に関しては、マイナスな意見も多く、AMPを導入すると「AdSense報酬が減益した」「トラフィックが減少した」などの記事をみかけます。

しかし、それらの記事をよく読んでいくと、設定に不備があり、そのような結果を招いているのがほとんどです。

確かに、サイトの内容によってはAMP導入によって減収減益になる場合もあるでしょう。その最たる例はアフィリエイトサイトです。

AMP対応のアフィリエイトコードを採用せずに、AMPを導入すれば、それは間違いなく売上を減らします。

加えて、サーチコンソールで指摘されたAMPエラーを放置している場合も、トラフィックの減少を招くでしょう。

「AMPは検索上位表示に有効だ!」「いや!Googleは『AMPだからと言ってコンテンツの評価を上げることはない』と言っている!」などの議論がありますが、Googleは「ユーザーに本当に(ページの読み込みおよび表示が)遅い体験を提供しているページについてのみ”スピードアップデート(Speed Update)”は影響する」と言っている通り、表示速度の遅いページを適切にAMP化すれば、Googleから受ける評価は改善し、検索経由のトラフィック増加は期待できます。

AMPページは検索経由のトラフィック発生時のみ閲覧されます。

直帰率の高いサイトの場合なら、サイトから離脱するユーザーがAdSense広告をクリックして離脱してくれれば、報酬は増えるでしょう。

しかし、直帰後すぐに、検索結果に戻られてしまっては、コンテンツの評価を下げてしまうため、AMPであろうと通常のページであろうと検索経由のトラフィックは減少します。

加えて、AMPページのアクセス解析は、AMP用のアナリティクス・タグを設置しなければ、計測できず、通常AMPページの解析には、通常ページの解析とは異なるプロパティを開設して管理するため、従来のアクセス解析データ(通常ページのアナリティクスデータ)のセッション数やトラフィック数は必ず減少します。

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特に「検索経由のトラフィック」は、通常ページからAMPページに移行しますので、激減することでしょう。

AMP導入後の注意事項

AMPページは、通常ページのURLに「/amp/」を加えると確認することができます。しかし、実際にAMPページにアクセスされる場合は、下図のようなGoogleのURL配下のアドレスにアクセスされます。

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通常のページURL/amp/で表示されるコンテンツは「確認用コンテンツ」と言うわけなんですね!

ここがポイント

現在の検索アルゴリズムは「モバイル・ファースト・インデックス」が採用されているため、モバイル端末での検索状況に基づいて、各コンテンツが評価され、検索順位が決定されます。

そのため関連記事で紹介している(現在準備中です、しばらくお待ちください)「コピペで使えるコード」だけを掲載したコンテンツの場合、モバイル端末での検索シーンに最適な「情報」とは言えません。

コピペで使えるソース・コードは、スマホではなくパソコンじゃなければ使えませんからね!そのためにも、スマホで検索している人が必要としている「情報」を掲載していなくては、【即離脱→検索結果に戻る】という負の連鎖を招くので、Googleの評価を落とします。

多少複雑な話になりますが、AMPを導入した場合は、アナリティクスの設定も「別プロパティ」で管理するため、通常ページのアナリティクス・プロパティのデータと合算してトラフィック数の増減をチェックする必要があります。

また、検索経由のトラフィックはAMPページだったとしても、そのAMPページから2ページ目を閲覧される場合は、通常ページになることも忘れてはなりません。

結果として、サイト全体の高速表示が重要になってくるわけですね!

私たちが検証している数種類の条件の中で、本サイトのような、そもそも表示スピードや読み込みスピードの速い【賢威】を使ったサイトにはAMPは必要ないのかもしれません。

自動広告のメリットとデメリット

自動広告のメリットは、やはりAdSenseの自動広告を掲載するコードを一度設置するだけで、後はGoogleが勝手により報酬を獲得できるような広告の種類や配置を改善してくれる点でしょう。

デメリットとしては、サイトのデザインが崩れてしまう点が、もっとも大きなネックと言えます。

しかし、モバイル端末でのトラフィックが多いサイトの場合は、崩れるデザインもモバイル用のレイアウトデザインでは限られているため、これと言ったデメリットにはならないことでしょう。

AdSense収益の獲得だけを目的にサイトを運営する場合を除き、企業サイトにAdSense広告を掲載して売上の拡大を目指す場合は、AdSenseの成果を最大化する自動広告の仕組みが、あなた自身が営むビジネスの集客や売上を減らしてしまう恐れもあります。

ウェブサイトの運営では、時として、現行のサイトを放置し、新たな運営方針のもと新しいサイトを立ち上げたほうが、収益性が高まることも少なくありません。

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サイトをリニューアルするのではなく、古いサイトは広告サイトとして公開を続け、新たな運営方針のもと、新たなサイトを立ち上げて集客や販促を行うと言うことです。

「ホームページのリニューアル」は、過去のコンテンツを捨てる行為と同じであるため、過去の投資を捨てていることと同じなんですね!

私たちも、過去運営していたサイトで、今は更新することがなくなったサイトがいくつかあります。これらの「放置サイト」が生まれた原因には「サービスの取り扱いをやめた」と言うのが主な理由ですが、放置していても一定のトラフィックを獲得していますので、現在はAdSenseサイトとして売上をもたらしています。

完全に放置しているわけではなく、「主要サイトに掲載するには…」と、悩む内容の情報を発信したい場合には、その記事内容に近い放置サイトのコンテンツとしてアップすることはあります。

通常ページ任意配置広告とAMPページ自動広告を比較する

通常ページの任意配置広告とAMPページの自動広告を比較する理由は…

  1. アクセス傾向に合わせた収益の最適化を目指す
  2. 自動広告の成果レポートを通じて、任意配置広告の最適化を果たす
  3. 企業サイトの実質的な売上につながらないトラフィックを収益に変える

以上3つが目的です。

「アクセス傾向」とは、

  1. どのような検索キーワード経由で、どのような端末からアクセスされているのか…。
  2. その検索経由のトラフィックは、どのようなサイト内での行動をとっているのか…。

この2点を指します。

直帰率の高い検索キーワードと、そのランディングページを特定することで、企業サイトの実質的な売上に貢献できていないコンテンツを特定することができます。

企業の実質的な売上に直結していなくても、より多くの検索経由のトラフィックを獲得できているのなら、そこから適切な次ページへの誘導を行えば、実質的な売上に関連するコンテンツとして改善することができます。

に、そのような「次ページへの誘導」が難しい記事でも、アドセンス広告をクリックしてもらえれば、広告報酬の獲得にもつながります。

Googleは「検索経由のトラフィック→即離脱→検索結果に戻る」というアクションに対してコンテンツの評価を下げる傾向にありますが、アドセンス広告がクリックされたからと言って、コンテンツの質を低く評価する傾向にはないようです。

アドセンス広告がクリックされるタイミングは、必ずしも「閲覧開始ページ」と言うわけではないはずです。2ページ目、3ページ目と訪問し、問い合わせや予約、商品の購入を行わず、アドセンス広告をクリックして離脱するユーザーもいます。

自動広告は、「本事業に関わる実質的な売上発生」のポイントを無視して広告が掲載されるため、広告収入の増加が、本事業に関わる実質的な売上を減少させているかどうかをチェックする項目として利用できます。

自動広告が掲載されている位置と、クリックされている位置を確認し、閲覧者が行動(クリック)を起こしやすい「段落間」と「誘導文」を見つけるわけです。

各コンテンツの中で、閲覧者が行動を起こすタイミングを段落間から見つけられるようになれば、次ページへの誘導率やコンバージョン・コンテンツへの誘導率も改善できるようになります。

そして、記事内に掲載する広告数を減らし「本事業に関わる実質的な売上」を増やし、実質的な顧客とはならない閲覧者の訪問を収益に変える「広告の配置」をAMP自動広告と通常ページの任意配置広告を比較して改善を加えていくわけです。

まとめ


ビジネスサイトの収益を最大化するためには、主要目的である「売上」や「集客」に影響していないにも関わらず、トラフィックを獲得しているコンテンツを見つけ、広告収益を増やすためにも、ユーザー体験を最適化させるAMPを導入し、また、自動広告と任意配置広告をテストし、AMPの有用性や広告の種類や掲載位置の最適化を図る必要がある。

具体的な比較検証方法や項目に関しては関連記事に譲ります。